一般社団法人MIRAIぱちんこ産業連盟(東野昌一代表理事・加藤英則代表理事)は5月19日、神奈川県の小田原駅に直結するミナカ小田原コンベンションホールCにおいて第2期定時社員総会を開催した。総会は、オンラインを併用した参加となり、設立から約半年、東野新代表(写真)に一本化し、MIRAIの本格的な船出となった。
新体制を代表して、東野代表理事は、「MIRAIが誕生して半年、ずっとコロナ禍の中で、こうして皆様と一緒に闘ってきました。業界は今、旧基準機の計画的撤去、産廃の課題、依存問題も依然として対応していかなければなりません。MIRAIは、英知を集め、考え、協議して行動していく時代だと思います。パチンコ産業は未来があり、その先には、皆が笑顔になれる太陽があると確信しています。今、業界は連携して、業界をより良くしようと多くの会合が開催され、業界に対する関係者の情熱に参加するたび感動している一人です。今回、MIRAIは新年度に向けて新体制となりました。躍進していく1年が始まります。皆様のお力を結集して、次世代に笑顔でバトンが渡せるよう、そんな産業にしていきたい」と決意を述べた。これを受け、本年度の事業計画が発表され、MIRAIの真の船出となる2021年は、現状を打破し未来を切り拓く一年として、「2つのミッション」の実現に向け、6つの委員会による活動計画を決議した。
その後、警察庁生活安全局保安課の小堀龍一郎課長からは、ホール4団体(全日遊連、日遊協、MIRAI、余暇進)誓約書確認機関の事務局役としてMIRAIの健全化を率先する活動と存在感発揮を期待する講話(メッセージ)が届けられた。
■講話メッセージ(要旨)
新型コロナウイルス感染症の感染防止対策に対して、皆様方には従業員を含め、日々細心の注意を払い、様々な対策を講じ、まん延防止のための努力を重ねておられる事に対して心から敬意を表する次第です。本年4月に緊急事態宣言が発令されましたが、その背景の一つに変異株の感染者が増加している事があります。ウイルスが変異すれば、講ずべき対策が変わる事も想定されますので、貴連盟におかれましても、政府や各都道府県からの最新の情報、要請や働きかけの内容等十分に踏まえつつ、感染拡大の防止のため、ガイドラインに沿い、あるいはそれ以上の工夫をしながら、ウイルスの脅威から、従業員、お客、そしてご家族の方々の健康、命を守っていただきたいと思います。昨年5月、国家公安委員会規則を改正し、旧規則機の撤去にかかる経過措置期間を1年間延長しましたが、本年はその撤去を確実に進める必要があります。先日、コロナ禍の厳しい状況を受けて21世紀会において遊技機の計画的入替に関する決議の一部改定が行われました。貴連盟では、この1年間、ホール4団体誓約書確認機関として、全国のホールにおいて決議(21世紀会決議)が遵守されるため、多くの役割を担ってこられた事と承知しています。新たに示された目標を確実に達成し、旧規則機が計画的に着実に撤去されるよう、引き続き貴連盟が存在感を発揮される事を期待しています。併せて(撤去)遊技機の廃棄が適切になされるようお願いします。なお、ご承知の通り、経過措置期間の過ぎた旧規則機について、これを設置し続けている場合には、取締の対象となりますので、貴連盟からそのような店舗が出ないようお願いします。また、ぱちんこへののめり込み・依存問題において、業界では基本計画(ギャンブル等依存症対策基本計画・令和元年)に盛り込まれた取組を推進されていますが、本年度が現行(3年)計画で最終期間となる最終年度となります。この事を踏まえ同計画に盛り込まれた取組が確実に達成されるよう、引き続き積極的な取組をお願いします。新型コロナウイルス感染症がいまだ収束せず、厳しい状況でありますが、皆様におかれましては、旧規則機撤去の確実な撤去のほか、のめり込み依存防止対策をはじめとする各種の課題を一つひとつ確実に対処する健全化に資する取組を進めていただく事を期待しています。
【MIRAI新執行部】(敬称略)
代表理事 東野昌一(平成観光)
副代表理事 金光淳用(ヒカリステム)、平山剛(グランド商事・アドバンス)、大石明徳(ニラク)、趙顕洙(三慶商事)、保坂明(ダイナム)、平岡聖教(ヒラオカコーポレーション)、合田康広(合田観光商事)