関西遊技機商業協同組合(小西哲也理事長)は5月20日、大阪市中央区のホテル日航大阪において、第60回通常総会を開催した。本来であれば組合員を招集しての開会を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大を防止すべく、今年は議案書をあらかじめ組合員に配布し、承諾を得た上で、総会を開く運びとなった。組合員134社中、書面による出席114名、本人出席20名で総会は成立。全6議案の審議が行われた。
第1号議案「2020年度事業報告」では、関西遊商の2020年度の確認証紙発給枚数は稼動実績で8万6221枚(前年比83.7%)、件数は6万333件(前年比83.4%)、1件あたりの台数は約1.43台となり、2012年度以降2台を下回って推移した。組合としてはより現場に沿ったものに運用方法を見直す事とし、事前点検確認時のQRデータ送信の有効期間を変更。また、Web化した全商協書類作成システムにおいては、遊技機の認定申請に関わる業務をより正確に、簡単に、早く行う事ができるよう見直され、2021年度以降にその効果が出ることが期待されている。
セキュリティー対策の一層の強化においては、取扱主任者の知識と技術の向上を図るため、2020年度は新規取扱主任者講習会を10回開催し、合計27名が受講。また、更新者を対象とした更新取扱主任者講習会は13回講習し、合計67名が受講。その結果、今年3月31日現在、組合に登録されている取扱い主任者数は391名となった。更新取扱主任者受講のタイミングを見直し、受講者の業務への影響を与えにくい方法に変更した事で、スムースな更新が実現した。
尚、関西遊商は4月23日、臨時総会において新役員を選出、後の理事会において小西理事長の再選と新執行部人事を決定した。
【新役員】(敬称略)
理事長 小西哲也
副理事長 関元、加藤誠一
専務理事 北大将
常務理事 月川誠仁
会計理事 粟野国雄