【総会】神奈川遊協 苦しい時だからこそ手を携え社会貢献活動を粛々と進めたい

神奈川県遊技場協同組合(伊坂重憲理事長)は6月23日、横浜ベイホテル東急において、第56回通常総会を開催した。小巻嵩則副理事長は、開会に際して、久し振りにリアル出席による総会開催が叶った事に謝意を述べた。

全193名中、135名出席、委任41により総会成立。その後、業界物故者に対して黙とうを捧げた。表彰式では、退任役員4名の功労表彰、永年勤続(20年)8名表彰、業界イメージアップ功労者1名・8団体・企業に対して感謝状を贈った。受賞者を代表して、犯罪被害者支援活動に長年献身的な貢献をしてきた赤川順一氏は、「コロナ禍、私たちホールはかなり厳しい状況の中で頑張っています。またそれ以上に福祉を必要とされる方、犯罪被害者の方は私たち以上に苦しい状況を耐えています。今後、今まで以上に社会貢献し、これまで通りに続けていきたい」と受賞の謝意を述べた。

伊坂理事長は、コロナ禍が各位の感染防止対応の中で2年、やっと直接参加の総会が開催できた事に感無量と謝意を述べた。コロナの中、廃業や閉店に追い込まれた仲間はあったが、依存・のめり込み対策、旧規則機の撤去など重要課題に果敢に取組んだ事で、一時のパチンコバッシングは影を潜めたと、ホールからクラスターを出さない信念のもと感染予防対策、苦しい時だからこそ手を携え社会貢献活動を粛々と進めたと、昨年の地域に根差した社会貢献の数々を報告。続けて、「パチンコ・パチスロが大衆娯楽として県民から親しまれ支持され続け、社会から必要とされる産業としていただけるよう遊技業界の総力を挙げて様々な課題に取組んでいかなければなりません」と総親和を呼びかけた。

来賓では、神奈川県警察本部生活安全総務課から平野洋一課長代理、同暴力団対策課から宮崎哲也課長補佐、神奈川流通商福祉防犯協力会の山本聡会長が出席した。平野課長代理は、遊技業界を取り巻く情勢として①遊技機等の不正防止対策(広告宣伝規制違反、釘曲げ違反、賞品買取事犯等の不正が発生)への遵法営業の再確認②旧規則機の完全撤去の再点検③ギャンブル等依存症対策の新たな対策強化、改善を通した継続対応、の3点を要請した。また、新たに県の収入証紙の廃止について、令和5年4月に導入方針であることを伝え、「ぱちんこが真の娯楽として広く県民に評価されるよう健全化に向けた努力に期待しています」と祈念した。宮崎課長補佐からは、暴対法施行30年目の節目の年、県条例等の拡充をすすめ、暴排が着実に展開されているとし、より一層の暴排への意識づくりに連携を深めたいとした。

議長団には、中村道弘副理事長(代表)、三井寿浩理事、菊池正尚理事の三氏を選任し、全10議案を原案通り承認した。