日本遊技機工業組合(市原高明理事長)は5月30日、KKRホテル東京(千代田区)において、第52回通常総会を開催。本年3月23日付で、生活安全局保安課長に着任した古谷洋一課長が出席した。
組合を代表して市原理事長は「多くのファンニーズを的確にとらえ、安心して遊べる手軽な遊技機の開発と不正改造されにくい遊技機の開発を重点に取り組んできた。さらに今後は、遊技機の不正防止、イン・アウトの管理、環境問題、履歴管理の実現のためECO遊技機の開発に向け、組合内委員会を通じて、組合員向けの詳細説明、業界団体への協力依頼をおこない実現に向け第一歩を踏み出したところ。既存の設備・付帯設備など、大幅に再構築する必要がありますが、遊技業界がかかえる様々な問題を解決し、社会的な地位を確立するため、ひとつの施策として、次回の規則改正に陳情できるよう検討してところです」と、メーカー使命を強調した。
業界団体の公式の場で初登場した古谷課長(保安課)は「身近で手軽に大衆娯楽として国民に受け入れられていくためには、より一層の健全化が必要」と、また、メーカーの役割については「必要と思われる取り組みについては、ためらうことなく進めていただきたい」「違法行為に対する取り締まりもあるが、むしろ業界健全化に向けた皆様方の取り組みを支援する所存。パチンコ業界の健全化に向けた施策をより一層推進していただきたい」と要請した(写真)。