日本遊技機工業組合(金沢全求理事長)は5月23日、東京・千代田区のグランドアーク半蔵門において、第56回通常総会を開催した。
昨年度の事業報告における共同経済事業における打球遊技機に貼付する組合証紙及び製造番号票の発給では、ぱちんこ遊技機の証紙発行枚数が約183万枚(遊技盤約76万枚を含む)で、前期に比べ約86%(約31万枚減)で大幅な落ち込みとなった。これまでの日工組の歴史において200万枚を下回ったのは、昭和60年の風適法施行の時以来のことであり、ファンの減少も引き続きみられる事から、業界としての在り方を見直す時期と考えざるを得ない状況となった。
挨拶に立った金沢理事長は、「検定機と性能が異なる可能性のある遊技機の件につきまして、皆様から日工組はかなり信頼を無くしました。今後、我々は業界発展の為、また業界の信頼回復の為、日工組の信頼回復の為にホール団体と早期の回収撤去を進めるべく交渉を行っております。駄目なモノは駄目という意識を以て速やかな回収撤去に努めていきたい」と語った。