広島県遊技業協同組合(延川章喜理事長)は6月18日、広島県中区のリーガロイヤルホテル広島において、令和3年度通常総会を開催。総会は。新型コロナウイルス感染症対策のため、理事役員のみが出席し、その他の組合員は、書面による議決権行使書にて出席する形式で行った。また、役員改選では、2016年から理事長を務める延川章喜氏を再選した。
冒頭、挨拶に立った延川理事長は、コロナ禍にあってホールは県知事から時短要請が出ている状況とした。感染対策をしっかりと取っているが、高齢者を中心に敬遠されている状況が続いており、「このコロナ禍に加えて我が業界は、新規則機への入替という大きな問題に直面し、その対応に現在取り組んでいるところであります。出玉を抑制された新規則機に、どれだけお客様に付いていただけるのか、全く不透明であります。正にダブルパンチと言っても過言でないと思われますが、これをやり遂げなければ我々の未来はありません」と計画的撤去への取り組みを呼びかけた。続けて、「私たちは、業界の命運が掛かった、この二つの難局を乗り切るため、これまで以上に問題意識を共有し連帯感を醸成しながら組合活動の強化を図る必要がある」と総親和のもと遵法営業にまい進する事とした。
席上、広島県警察本部から林田辰男課長補佐(生活安全総務課)は、旧規則機の撤去、のめり込み・依存防止対策、法令の遵守について講話があり、総会は、全9議案を原案通り承認。組合加盟の店舗は、2021年3月末時点で222店舗(休業1店舗含む)と昨年から新規0店舗、廃業12店舗となった。
事業報告における社会貢献活動では、県関係43件1096万3480円、17支部関係86件874万6700円、計1971万180円を拠出し、積極的に取り組んだ。