【総会】富山遊協 「まいど家」に助成内定証を交付

富山県遊技業協同組合(永森豊隆理事長)は5月25日、富山市内のANAクラウンプラザホテル富山において、令和3年度通常総会を開催。席上、一般社団法人パチンコ・パチスロ社会貢機構との共同助成団体に対して助成内定証の交付式を執り行った。対象は依存症対策に取り組む団体・特定非営利活動法人「まいど家」(高畑博行理事長)の「ギャンブル・アルコール・薬物等依存回復」事業に対して200万円の助成を内定した。これを受け、永森理事長(写真・左)は高畑理事長(写真・右)に内定証を手渡した。高畑代表からは、助成対象となった活動内容の説明と助成への謝辞が述べられた。

総会において永森理事長は、未知の新型コロナウイルスによって、多くの産業が多大な影響を受けており、パチンコ業界も例外でないと、この1年間を振り返った。「我が業界もいわゆる緊急事態のような状況の中にあり、全ホールがまさに一致団結しなければいけません。計画的撤去の取り組みを行い、県民の皆さんが安心・安全に遊技できるホール環境に努めたい。今は大変苦しい状況ですが、きっとその先に光明を見出せると確信しています」と総親和を訴えた。

県警より、中田聡生活安全部長、飯田一夫課長補佐(生活安全企画課)が出席。中田部長は、依存症対策への基本計画に沿った各種施策の取組みに期待した。その後、飯田課長補佐により、「営業におけるさらに健全化を維持するための法令遵守について」行政講話を行った。①新型コロナウイルスの感染拡大に伴うガイドラインの遵守②旧規則機の計画的な撤去(廃遊技機の適正な処理)③法令遵守(広告宣伝規制等)の推進、について要請した。

議事は、7議案を上程し原案通り承認した。加盟店舗数は前年比8店舗減少の60店舗、遊技機設置台数は、前年比2306台減少の3万4137台(パチンコ2万1455台・パチスロ1万2692台)の状況。コロナ禍の中、昨年4月組合員ホールにマスクを無償配布、数回にわたり、マスク及び消毒用品のあっ旋販売した。また、昨年8月以降、組合のテレビCMを行い、ホールが感染防止対策を徹底している事を県民に向け広報など、ホール業界が社会から信頼される対策を各種推進した。

依然としてコロナが終息しない状況の中、このような時だからこそ、ぱちんこを憩いの場として来店されるお客様に対し、予防ガイドラインに沿った万全な感染防止対策を徹底し、お客様が安心して快適に遊技が出来る環境を提供していくなど、従来から取り組んでいる各種施策等、積極的に推進する事で、大衆娯楽を堅持する総会宣言、スローガンを採択した。

その他、遊技機取扱主任者講習・試験について、北陸開催の要望意見があった。コロナ禍であるが、北陸3県が協力して、ホール従事者の取扱主任者資格が継続できるよう全日遊連を通じ日遊協に要望していくとした。