大阪府遊技業協同組合(平川容志理事長)は6月23日、シェラトン都ホテル大阪(大阪市天王寺区)において、定時総会を開催。平川理事長は、同日に日工組から発表された「検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機」の回収撤去の最終リストについて説明した。
本来は、3次、4次と回収撤去リストが順次発表される予定だったが、サミット自粛明けの5月30日、日遊協、日工組、全日遊連は、警察庁より回収撤去の方針について問い質された。そこで(1)6月中に全回収撤去リストの公表 (2)平成28年中に回収撤去の完遂 (3)21世紀会で声明文を発表、という3点になった。また1次2次撤去についての進捗も問い質され、本年8月を目処とするものだった。そうしたところから、6月24日の全日遊連定時総会で、回収撤去に向けた決議案件を緊急上程。6月27日に業界挙げた21世紀会で会合を持ち、その策定した宣言内容を警察庁に報告する予定とした。
平川理事長は、「メーカーの責任、ホールの広告宣伝の問題、射幸心をそそる問題、色々な要因が上げられるとは思うが、ギャンブルと一線を画すという政府(国)の考え方と受け止められる。過去の例えば、1997年の社会的不適合機(自主規制)とは様相が大きく違っている。今回は、リストに載った遊技機は限りなく違法機に近いという位置付けになる。行政は厳正な対応で臨んでいる事を十分に理解していただきたい」と報告した。加えて、回収撤去における各メーカー対応についても、具体的な代替遊技機の供給について補足説明に努めた。