全関東遊技業組合連合会(佐藤孔一会長)は7月13日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)において、令和5年度(第35回)定時総会を開催。任期満了に伴う役員改選では、新会長に趙顕洙副会長(埼玉)を選出した。
功労者表彰の後、佐藤会長はコロナ禍の3年間で、全国の営業店舗数は1911店舗も減少するなど、業界は容易ならざる事態となっているとして社会的基盤を堅持していくことがカギとした。「リカバリーサポート・ネットワークの西村直之代表理事から『パチンコ・パチスロ産業は福祉的社会資源になり得るかどうかの瀬戸際に立たされている』との指摘を受けたことがありますが、福祉的社会資源になるためにはどのように対処すべきかが問われているのだと思います」と述べ、パチンコ・パチスロが福祉的社会資源となり得るよう、一丸となって対応していく時期であると団結を呼びかけた。
佐藤会長を議長に選任して、4議案を上程、原案通り承認可決した。趙新会長は、コロナ禍で業界は大変な状況に追い込まれたところだが、「11遊協は関東エリアの組合同士ということもあり、非常に見知った間柄で連携が図りやすく、自由闊達に本音を言い合える場です。この自由闊達な意見交換ができる関係を大事にしていきたい。その上で、ときには声も上げていく。そういうフランクな組織運営を心掛けていきたい」と述べて、地区遊協の全国最大組織の意識を持って融和団結を率先していく事を呼びかけた。
【新役員】(敬称略)
会長/趙顕洙
会計理事/椿喜一郎(東京遊協副理事長)
監事/五月女善重(埼玉遊協副理事長)、依田雄一(静岡遊協副理事長)
専務理事/齋藤正士氏(埼玉遊協専務理事)