三重県遊技業協同組合(権田清理事長)は5月23日、津市のホテルグリーンパーク津において、第62回通常総会を開催。任期満了に伴う役員改選では、権田理事長の再選を全会一致で可決承認した。
総会に先立ち、寄付金贈呈式を実施。①フリースクール三重シューレに対する運営支援金の贈呈(34万9000円)②公益社団法人三重県防犯協会連合会に対する啓発物品の寄贈(災害時の簡易携帯セット4000個)③三重ダルク薬物依存リハビリセンターへの共同助成内定式(機構150万円・三重遊協50万円)④公益社団法人みえ犯罪被害者総合支援センターより感謝状の授与(寄付型自動販売機1台の設置寄与)、とそれぞれ代表者から謝辞があった。
総会の冒頭、権田理事長は、コロナ禍にあった3年余、パチンコホールから1件のクラスターを発生することなく取組んだことについて、「遊技業界挙げた取組みは社会に対して、ホールの安全性を高めることにつながった」と組合員各位の協力に謝意を伝えた。これから遊技環境が刷新され、スマート遊技機の登場など明るい兆しにある中だが、設備投資の負担により経営環境の悪化も心配。新たな業界づくりの時であると認識し、積極的な経営展開に理解を促した。また、社会貢献活動については、「経営環境は厳しいが、社会貢献への灯は消さないという信念のもと、継続していきたい」とした。併せて災害時の避難場所としてパチンコホールが自治体と連携する取組みは全国的な拡がりをみせており、三重遊協としてもその取組みを通じて、「地域に親しまれる娯楽産業を意識して、地域の方々にも理解される取組みの一つ」と述べた。
来賓祝辞においては、三重県警本部生活安全企画課の村田真紀子警視が①広告宣伝の在り方(広告宣伝ガイドラインの自主的な取組み等による健全化)②依存症対策への継続した取組み(三重県ギャンブル等依存症対策推進計画)の2点について要請した。
議事に際しては、山口浩二筆頭副理事長を議長に選任。5議案を上程し、原案通り承認した。社会貢献の取組みでは、令和4年度中、2282万2478円(物品含む)となり、前年を上回ったことを報告。本年度の事業計画では、遊技業の原点である「大衆娯楽の提供」を念頭におき、一人でも多くの遊技ファンに楽しんでいただけるために、遊技ファンの回復、拡大に向け業界が連携して、幅広い広報、正しい情報の周知徹底を図っていくとし、5項目の重点推進事項を掲げて承認した。
【新役員】(敬称略)
理事長 権田 清
筆頭副理事長 山口浩二
副理事長 田中 聡
専務理事 伊藤正彦